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大人になって理解できた映画

[イージーライダー] (1969) PART1


ライダー (6)

監督/脚本/脚本/デニス・ホッパー/ピーター・フォンダ


ご存じの人も多いでしょう。アメリカの広大な自然を二台のいかついバイクが走るシーンを。

この映画を初めて見た人は何がおもしろいのか?内容もないジャンキーの映画だ!という感想が大半でしょう。でも、少しの知識を持ってみると見方は大きく変わります。つまらない映画も大切な作品に変わるかも...

そこで僕の解る範囲の小さな知識を交えながら紹介したいと思います。

この映画が制作された1960年代というのは世界的に激動の年代です。アメリカのベトナム戦争の介入によって、体制に不満のある若者が大爆発します。それは世界に広まりこの日本の若者にも大きな影響を与えました。

背景には哲学的な実存主義が大きく影響しています。

実存主義とは?

近代哲学のひとつで、簡単に説明すると、人間の本質とは自身が自由に選択や創造できるものであるという考え方です。その対となる対象は国家、体制です。この思想は若者の間に急速に広まり、ヒッピー、ラブ&ピース、ドラッグなるものが現れます。

それはサブカルにも広まり音楽、芸術、そして映画は"アメリカン・ニューシネマ"という新たなジャンルを開拓します。

"アメリカン・ニューシネマ"のテーマは主に"反体制"です。制作予算もそれまでの莫大な予算に対して低予算で制作され、若手監督や斬新な撮影法などの既成概念を破る手法で制作されます。

この[イージーライダー]はその代表格的な作品です。

デニス・ホッパーピーター・フォンダの二人が中心となって制作され、この二人は主演もしています。

ライダー (2)

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当然、低予算でかなりドタバタ状態で撮影されましたが、大ヒットしました。当時、初めて見た感想は登場するハーレーがなんとカッコイイこと。これにより僕のバイクブームが始まります。裏テーマなど理解もしてない頃です。その後、ある雑誌をきっかけにこの映画の凄さを知り、改めて見ました。

ビリー(デニス・ホッパー)とワイアット(ピーター・フォンダ)はドラッグで得た大金を元にマルティグラという祭りに参加する為、東海岸から南部を目指し、あのハーレーで出発します。そうロード・ムービーなんです。

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冒頭はコカインの売買シーンからで、売人役には音楽界では超有名なフィル・スペクターが出演。本人もジャンキーなのも有名。

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バックに流れるのは"PUSHER"意味はスラングで麻薬密売人です。この時代のドラッグは若者に大流行しています。それは自己精神の解放という肯定的な考えの元に使用されますが、現実世界では否定されてます。これも"反体制"の象徴です。

大金と共に二人はハーレー(これも"反体制"の象徴)にまたがり旅立ちます。時計を捨てるシーンは社会にとらわれない若者をよく表しています。

そして"Born To Be Wild"



東海岸から南部へ行くというのは都会から田舎へ向かうのと同じで、周りの風景もどんどん自然が増えてきます。アメリカ南部は土着の先住民が多く住む土地であり、その考え方は極めて保守的です。都会の若者を田舎の人は煙たがる、みたいな感じです。当然、こんな二人は受け入れられません。

途中、パンク修理で立ち寄る民家のシーン。1カットにバイクの修理と馬の蹄鉄を直す場面が文化の違いを対照的に見せます。

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また、食事のシーンではワイアットに保守的思想も理解している部分があることも解ります。
この主人公の生い立ちなどは映画には一切ありません。
その時その時の表情や言動から推測して下さいみたいな視聴者側におまかせです。


次にヒッチハイカーと共に訪れるコミューン

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コミューンとは社会生活を捨てた同じ考えを共有する者が集まってできた生活共同体で、当時はアメリカ各地にあったそうです。これもまた"反体制"の象徴です。

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様々な人の集まるこの集団は異様に見えますが、この世捨て人はまわり回って土着の生活をしているんです。"反体制"の行き着く先は"保守"なのか?不思議な光景です。

ここでの二人の考え方の違いが解ります。ビリーは個人、自分を尊重し、他者の意見には関わりもたない感じですが、ワイアットはその中間的なリベラルの考え方を持つ人間です。修理に立ち寄った民家のくらしもコミューンでのくらしも理解し、否定しません。

ロードームービーだけあってカメラは大自然を常に撮影します。

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ライダー

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とても美しい空の陰影は物凄い力を感じます。"反体制""保守"なのかで迷う人間に対して絶対的な存在の自然には何の意味もないという事なのか?バックに流れる"Wait"はぴったりはまっています。

二人は知り合った男から"アシッド"をもらい、再び旅に出ます。

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次回へ続けます。
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テーマ : 映画感想    ジャンル : 映画


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