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リップバン・ウインクル

[野獣死すべし]  (1980) PART2

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伊達は真田を殺人兵器として訓練し始めます。またしてもバックに流れる朔太郎の詩。

でも前半部の詩と、ここでの詩は違う感じがします。葛藤を突破して狂気の世界に生きる決意表明のような。

yuusaku (3)

まだ心の迷いを持つ真田に伊達は恋人の殺害を促します。その時を墓穴まで用意して待つ伊達

yuusaku (6)

そして恋人の殺害...

犯した罪に震える真田の前に満を持して登場する伊達
ここから狂気世界の美学の説法が始まります。

カメラは引きの映像で白い部屋の中央の伊達を捉えています。あの"シャイニング"のようなシメントリーの構図です。

yuusaku (4)

延々と続くその説法は厳かでかつ情熱的でありなんびとをも引き込む魔性の力を感じます。この時点で伊達狂気の覚醒しました。

よく役者はその役の為に実体験してヒントを得るとか聞きますが、伊達を演じる為には何をヒントにしたんでしょうか?想像もつきません。

銀行襲撃の決行。それまでは猫背気味の伊達はもういません。
覚醒した伊達の変化を松田優作は凄く小さな演技で表現しています。

銀行襲撃の動機は金目的なんかでは無いと思います。ひたすら殺しまくります。伊達は凄く生き生きしていてこの状況を楽しんでるように見えます。動機は殺人です。

とどめは令子の殺害です。現世の未練かもしれない存在を殺す事で完全体となります。

yusao.jpg

しかし逃走計画は刑事の柏木のせいで変更することになり東北へ向かう事になります。列車の中で執拗に付きまとう柏木から伊達の変貌のきっかけが解ってきます。

アジアの各地の悲惨な戦場を渡り歩いた伊達の撮る写真の変化。柏木はその写真の変化から伊達の狂気性に気付いていました。

戦争の悲惨な状況下で目にする光景にインテリで知識人である伊達は現世道徳を全否定するこの世界に魅力を感じた結果、写真の被写体はより過激なものへと変化します。

yuusa (3)

そしてこの映画の問題のシーン、伊達と柏木の対峙からロシアンルーレット。二台のカメラによるこの長廻しのシーンは一発撮りで撮られたそうで、その緊張感は大変なものだったんだろうなと。しかしそれは日本映画屈指の名シーンとなりました。

"リップ・バン・ウインクルの物語"について

ここはいろんなブログで紹介されて超有名なんで違った目線で!

yuusaku (7)

この意味深な昔話はそのまま伊達という人間に置き換えた例え話です。X.Y.Z.のくだりは伊達のブラックジョークで不発だった事がおもしろくてたまらない感じ。もし、柏木が逃げないでいたらもっといろんな恐怖のゲームで楽しんだでしょう。おもちゃが逃げたんで怒り狂ってもうボコボコです。この瞬間、あの楽しい狩りの世界にトリップしてしまいます。この仮想戦争ごっこは楽しくて堪らないようで、それまで笑うシーンなんて無いのに伊達は笑顔を見せてます。




もうここからは松田優作劇場です。ストーリーうんぬんより俺の演技を見ろといわんばかりですが、それが納得できるほどの一人芝居です。
これが他の役者には無い中毒のような魅力なんでしょう。


ラストの問題のシーンは次回へ。
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テーマ : この映画がすごい!!    ジャンル : 映画


[野獣死すべし]  (1980) PART2伊達は真田を殺人兵器として訓練し始めます。またしてもバックに流れる朔太郎の詩。でも前半部の詩と、ここでの詩は違う感じがします。葛藤を突破して

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